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婦人科、生殖医療、不妊治療、産科の基礎知識や知っておいてほしいことなど、患者様へご説明させていただいている内容を項目別に掲載しております。

産後ケア

産後ケア

産後のからだの変化とケア|無理なく回復するために

出産を終えたお母さんのからだは、妊娠・出産という大きな変化を経て、少しずつ妊娠前に近い状態へ戻っていきます。その途中では、体調の変化や気分の揺らぎを感じることも少なくありません。「これって産後によくあること?」「どのくらい休んだ方がいいの?」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、産後のからだの変化と回復の流れ、自宅でできるケア、産後ケア(宿泊・デイサービス)で受けられるサポートについてご説明します。

産後のからだはどんなふうに変化する?

妊娠中に大きくなった子宮は、出産後、時間をかけて妊娠前に近い状態へ戻っていきます。ホルモンのバランスも大きく変化するため、心とからだにさまざまな変化が現れることがあります。

母乳をつくるための変化をはじめ、骨盤まわりや髪、肌などにも変化を感じることがあります。産後によくみられる変化ではありますが、その程度や回復のペースには個人差があります。

産後のからだのケアで知っておきたい回復の期間(産褥期)

出産後、からだが妊娠前に近い状態へ回復していく時期を「産褥期(さんじょくき)」と呼び、おおむね産後6週間程度が目安とされています。

この時期は、子宮の回復や体力の回復が進んでいく大切な期間です。産後まもない時期はできるだけ休息をとり、その後は痛みや出血、疲れの程度をみながら、無理のない範囲で少しずつ日常生活に戻していきましょう。

回復のペースは、お産の経過や体調によって異なります。当院では、退院時のご案内に加えて、産後の1か月健診や母乳・育児相談、産後ケアにも対応しています。

産後に起こりやすい心とからだの不調

産後は、からだだけでなく心の状態にも変化が生じやすい時期です。ここでは、産後にみられることのある主な不調についてご説明します。

悪露(おろ)と会陰(えいん)の傷

出産後しばらくは、子宮の回復にともなって、血液や子宮内の分泌物などが混じった「悪露(おろ)」がみられます。量や色は、産後の経過とともに変化していきます。

会陰(えいん)に傷がある場合は、痛みや違和感が続くこともあります。悪露の量が急に増えた、強い下腹部痛や発熱があるといった場合は、医療機関へご相談ください。

気分の落ち込み(マタニティブルー)

産後まもない時期に、涙もろくなったり、気分が沈んだり、不安を感じたりすることがあります。こうした一時的な心の変化は「マタニティブルー(マタニティブルーズ)」と呼ばれています。

ホルモンの大きな変化や出産による疲労、睡眠不足、生活環境の変化などが関係すると考えられており、多くは一時的なものです。

一方で、気分の落ち込みが長く続く、つらさが強い、日常生活に支障が出ているといった場合は、産後うつの可能性も考えられます。一人で抱え込まず、医療機関などへご相談ください。2週間健診や1ヶ月健診ではエジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)を用いて、産後うつやマタニティブルー(マタニティブルーズ)の早期発見に努めています。

母乳・乳房のトラブル

授乳が始まると、乳房の張りや痛み、しこりなどが生じることがあります。

授乳姿勢や赤ちゃんの吸いつき方などを見直すことで負担が軽くなることもありますが、しこりや強い痛み、発熱などがある場合は、自己判断で対処を続けず、すぐに助産師や医師へご相談ください。24時間体制でサポートしております。

当院では、入院中の授乳指導・調乳指導に加えて、退院後の母乳相談にも対応しています。

産後のからだのケアとして家でできること

産後の回復を支えるためには、まず睡眠と休息を確保することが大切です。家事や育児を一人で抱えず、家族や周囲の方の力も借りながら過ごしましょう。

食事は栄養バランスを意識し、水分もこまめにとります。からだを動かす際は、痛みや出血、疲れの程度を確認しながら無理のない範囲で始めるようにしてください。

産後はお母さん自身の休息も必要な時期です。体調に不安がある場合や、どの程度動いてよいか迷う場合は、健診などの際にご相談ください。

産後ケア(宿泊・デイサービス)で受けられる支え

「退院後、赤ちゃんとの生活に不安がある」「からだを休めたいけれど、近くに頼れる人がいない」といった場合に利用できるのが産後ケアです。

あきたレディースクリニック安田では、短期入所型(宿泊)と通所型(デイサービス)の産後ケアを行っています。授乳や育児に関する相談だけでなく、お母さんの休息を確保するための支援にも対応しています。

産後ケアの内容

当院の産後ケアでは、授乳のサポート、抱っこや寝かしつけ、沐浴などの育児相談、休息の支援、産後の体調に関する相談などを行っています。必要に応じて赤ちゃんをお預かりし、お母さんが休息をとることもできます。

短期入所型(宿泊)では院内で宿泊しながらサポートを受けられ、通所型(デイサービス)は日中に来院して利用する形式です。

当院には助産師や看護師をはじめ、30名以上のスタッフが在籍しています。産後ケアでは、助産師・スタッフがお母さんと赤ちゃんの状態やご希望に合わせてサポートします。

産後ケアを利用できる方・利用の流れ

産後ケアは、退院後に手伝ってくれる人が近くにいない方、授乳や赤ちゃんのお世話に不安がある方、産後の疲れが強く休息をとりたい方などが対象となります。

産後ケアの助成条件や利用できる回数、自己負担額、申し込み方法などは、お住まいの自治体によって異なります。助成を利用する場合は、お住まいの市町村への申請が必要です。当院での産後ケアをご希望の方は、お住まいの市町村へお問い合わせください。

当院の産後ケアで受けられるサポートや利用料金、当日の過ごし方、お申し込み方法については、産後ケアのページで詳しくご案内しています。

産後ケアについて詳しくはこちら

産後、どんなときに医療機関へ相談すればいい?

産後にみられる変化の多くは回復の過程で生じるものですが、中には医療機関への相談が必要な症状もあります。

悪露が急に増えた、強い下腹部痛や発熱がある、乳房に強い痛みやしこりがある、発熱をともなう、気分の落ち込みが続いて日常生活に支障が出ているといった場合は、我慢せず医療機関へご相談ください。

当院では、1か月健診のほか、母乳や育児に関するご相談にも対応しています。産後の体調で気になることがある場合は、ご相談ください。

よくある質問

産後のからだはいつごろ元に戻りますか?

産後、からだが妊娠前に近い状態へ回復していく「産褥期」は、おおむね産後6週間程度が目安とされています。ただし、回復のペースはお産の経過や体調によって異なります。

無理に元の生活へ戻そうとせず、痛みや出血、疲れなどを確認しながら少しずつ活動量を増やしていきましょう。

マタニティブルーはどれくらい続きますか?

マタニティブルーは産後まもない時期にみられる一時的な気分の変化で、多くは1週間程度で自然に落ち着いていくとされています。

ただし、気分の落ち込みが長く続く、つらさが強い、日常生活に支障があるといった場合は、産後うつの可能性もあるため、早めにご相談ください。

産後ケアは出産した病院でないと利用できませんか?

産後ケアの利用条件や申し込み方法、助成内容などは、お住まいの自治体によって異なります。当院での産後ケアをご希望の場合は、お住まいの市町村へお問い合わせください。

秋田で産後のからだのケアや出産をお考えの方はあきたレディースクリニック安田へ

産後は、からだの回復とともに、授乳や育児など新しい生活が始まる時期です。休息をとりながら、必要に応じて周囲や医療機関のサポートを利用しましょう。

あきたレディースクリニック安田では、自然分娩・無痛分娩(和痛分娩)に対応し、出産後は1か月健診や母乳・育児相談、宿泊およびデイサービスの産後ケアを行っています。

秋田市・土崎エリアで出産をお考えの方や、産後の体調・育児について不安がある方は、あきたレディースクリニック安田へご相談ください。