コラム

コラム column

婦人科、生殖医療、不妊治療、産科の基礎知識や知っておいてほしいことなど、患者様へご説明させていただいている内容を項目別に掲載しております。

産科関連

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「妊娠したかも?」と気付くきっかけ

女性の身体は日々の生活やストレスなどで変化しやすく、体調に合わせたケアや生活を心がけることが大切です。特に妊娠したと感じた場合は、心身の健康に一層気を遣い、健やかな赤ちゃんの誕生を目指しましょう。女性が「妊娠したかな?」と感じるきっかけは、様々なものがあります。

例えば、二日酔いのようなだるさが続き、集中力を維持しにくい場合も妊娠のサインとしてあげられます。また、めまい・頭痛・胸の張りなど、普段は感じないような症状をもとに妊娠に気付く方もいらっしゃいます。妊活中で普段から毎日基礎体温を測っている方であれば、高温期が継続していることによって早めに妊娠に気付くことができます。普段から自身の体調の変化に注目し、出産に備えた準備を行いましょう。

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出産時に行う呼吸法

出産時には、痛みや緊張から呼吸が乱れやすくなります。しかし、きちんと呼吸ができなければ赤ちゃんに十分な酸素を届けることができません。そうならないように、こちらでは代表的な呼吸法を2つご紹介します。

陣痛に合わせて呼吸を変える「ラマーズ法」

有名な呼吸法である「ラマーズ法」は、良く知られている「ヒッ・ヒッ・フー」の他にも、お産の進み具合に応じて様々な呼吸法があります。

まだ陣痛が弱い時

陣痛が始まったら深呼吸をして、ゆったりと3拍子のリズムで「ヒー・フーー」と息を吐きます。子宮の収縮がおさまってきたら大きく深呼吸をしましょう。

徐々に陣痛が強くなってきた時

少しずつ陣痛が強くなってきたら、鼻から息を吸って「ヒッ・ヒッ・フー」と吐き出します。最初の「ヒッ・ヒッ」は息を短く、「フー」で長く息を吐ききります。陣痛の波が強くつらい時は、「フー・フー」と長めに息を吐き、いきみを逃しましょう。

子宮口が全開した時

子宮口が全開し、「いきんで!」と言われたら「フー・ウン!」と思いっきりいきみます。赤ちゃんの頭が出てきたら、全身の力を抜いてゆっくり「フーフー」と深く息を吐きましょう。一回のいきみで出てこなかった場合は、次の波がくるまで力を抜き、「ハッハッハッ」と息を吐き続けてください。


リラックスして出産に臨める「ソフロロジー法」

ソフロロジー法はヨガと座禅が取り入れられた呼吸法で、基本のポーズはあぐらです。できるだけ長く息を吐くことで身体がリラックスし、余計な力を入れずに出産に臨むことができます。

陣痛がくる前・きた時

陣痛の強い波がくるまでは、自分の一番ラクな姿勢で過ごし、陣痛の波がきた時にあぐらをかきましょう。呼吸は、なるべく長くロウソクを吹き消すようなイメージで「フー」と息を吐き、波が去ったら全身の力を抜きます。

子宮口が全開した時

子宮口が全開になり陣痛が強くなってきたら、波に合わせてゆっくり息を吐き、少しいきみます。息を止めずにいきむのがコツで、そう難しくはありません。
ソフロロジー法は「ゆっくりと息を吐く」ことに集中して、息を吐いた後は自然に空気が入ってくるのを待てばいいのです。そして、陣痛の波が去ったら全身の力を抜いてリラックスします。こうすると子宮にかかる内圧が下がり、赤ちゃんに酸素が届きやすくなります。

赤ちゃんの頭が見えてきたら

赤ちゃんの頭が見えてきたら無理にいきまず、再度ロウソクを吹き消すようなイメージで「フー」とゆっくり息を吐きましょう。リラックスすることで産道が緩み、赤ちゃんは自然に下りてきます。

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妊娠が分かったら注意したい主な感染症

妊婦さんが感染症にかかると、胎児に影響を与えることがあるため注意が必要です。秋田市にある当院では、産科・婦人科・産婦人科として妊婦健診を行う他、性感染症などにも対応しています。
感染症は早期発見が重要ですので、少しでも体調不良を感じた時は早めに当院へご相談ください。以下では、妊娠中に気をつけたい主な感染症についてご紹介します。

紹介している感染症はごく一部であり、他にも注意したい感染症や病気は多く存在します。日頃から感染予防と定期的な検診を行い、母子の健康管理に努めましょう。

風疹

風疹ウイルスによる飛沫感染が原因で起こり、感染すると体中に赤い発疹が出たり、38℃前後の熱が出たり、関節痛がするなどの症状が現れます。妊娠初期に風疹に感染してしまった場合、胎児が難聴や白内障・緑内障、心臓疾患などを引き起こすこともあるため注意が必要です。
幼児期に男女とも予防接種を受けている人がほとんどですが、男性は女性よりも予防接種の始まった時期が遅かったため、一度ご自分の母子手帳を確認してみてください。感染症予防は女性だけでなくパートナーの方の意識も重要となります。

水ぼうそう

水ぼうそうは水痘・帯状疱疹ウイルスによる空気感染、または飛沫感染が原因で起こる感染症です。感染すると発熱と倦怠感があり、その後全身に赤い発疹が現れます。
水ぼうそうは子どもがかかるものというイメージがありますが、幼少期にかかった覚えのない方もいらっしゃるでしょう。妊娠初期に水ぼうそうになり胎内感染してしまうと、胎児の四肢や脳、筋肉や目などに障害が出ることがあります。また流産や早産のリスクも高まります。

りんご病(伝染性紅斑)

バルボB19ウイルスによる飛沫感染が原因で起こり、感染すると頬がりんごのように真っ赤に腫れることから“りんご病”と呼ばれています。頬が腫れる他、倦怠感や発熱、頭痛や筋肉痛などの症状が出ます。妊娠中に発症して胎内感染すると、流産や死産のリスクが高まるため注意が必要です。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは性感染症の一つで、性交渉だけでなく病変部に触れた指で触ったものから感染することがあります。一度感染すると外陰部がかぶれたり水疱ができたりします。病変が外陰部にある場合は、産道感染で赤ちゃんが肺炎や脳炎を引き起こすことがあるため、帝王切開での出産になる場合もあります。

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里帰り分娩は産後の母体回復に良い!

妊娠中の約10ヶ月かけて大きくなった子宮は、産後6~8週間かけて元の大きさに戻ります。特に産後2週間は、布団を敷きっぱなしにしてとにかく横になって休むことが大切だと言われているため、実家のご家族に協力してもらえる里帰り分娩は母体をしっかりと休ませることができて安心です。

もし、この時期に無理をしてしまうと、回復が遅れるだけではなく育児に必要な体力が蓄えられません。赤ちゃんのおむつ替えや授乳以外は、家族に甘えて身体をしっかりと休めましょう。産後3~4週間になれば、体調を気にしながら少しずつ家事を始めても大丈夫です。

しかし、昼夜問わず赤ちゃんのお世話をするため、少しでも体調が悪いと感じたらすぐに横になって休むようにします。