出産時には、痛みや緊張から呼吸が乱れやすくなります。しかし、きちんと呼吸ができなければ赤ちゃんに十分な酸素を届けることができません。そうならないように、こちらでは代表的な呼吸法を2つご紹介します。

陣痛に合わせて呼吸を変える「ラマーズ法」

有名な呼吸法である「ラマーズ法」は、良く知られている「ヒッ・ヒッ・フー」の他にも、お産の進み具合に応じて様々な呼吸法があります。

まだ陣痛が弱い時

陣痛が始まったら深呼吸をして、ゆったりと3拍子のリズムで「ヒー・フーー」と息を吐きます。子宮の収縮がおさまってきたら大きく深呼吸をしましょう。


徐々に陣痛が強くなってきた時

少しずつ陣痛が強くなってきたら、鼻から息を吸って「ヒッ・ヒッ・フー」と吐き出します。最初の「ヒッ・ヒッ」は息を短く、「フー」で長く息を吐ききります。陣痛の波が強くつらい時は、「フー・フー」と長めに息を吐き、いきみを逃しましょう。


子宮口が全開した時

子宮口が全開し、「いきんで!」と言われたら「フー・ウン!」と思いっきりいきみます。赤ちゃんの頭が出てきたら、全身の力を抜いてゆっくり「フーフー」と深く息を吐きましょう。一回のいきみで出てこなかった場合は、次の波がくるまで力を抜き、「ハッハッハッ」と息を吐き続けてください。

リラックスして出産に臨める「ソフロロジー法」

ソフロロジー法はヨガと座禅が取り入れられた呼吸法で、基本のポーズはあぐらです。できるだけ長く息を吐くことで身体がリラックスし、余計な力を入れずに出産に臨むことができます。

陣痛がくる前・きた時

陣痛の強い波がくるまでは、自分の一番ラクな姿勢で過ごし、陣痛の波がきた時にあぐらをかきましょう。呼吸は、なるべく長くロウソクを吹き消すようなイメージで「フー」と息を吐き、波が去ったら全身の力を抜きます。


子宮口が全開した時

子宮口が全開になり陣痛が強くなってきたら、波に合わせてゆっくり息を吐き、少しいきみます。息を止めずにいきむのがコツで、そう難しくはありません。
ソフロロジー法は「ゆっくりと息を吐く」ことに集中して、息を吐いた後は自然に空気が入ってくるのを待てばいいのです。そして、陣痛の波が去ったら全身の力を抜いてリラックスします。こうすると子宮にかかる内圧が下がり、赤ちゃんに酸素が届きやすくなります。


赤ちゃんの頭が見えてきたら

赤ちゃんの頭が見えてきたら無理にいきまず、再度ロウソクを吹き消すようなイメージで「フー」とゆっくり息を吐きましょう。リラックスすることで産道が緩み、赤ちゃんは自然に下りてきます。